駅名学入門 (中公新書ラクレ 682)

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  • 中央公論新社 (2020年3月6日発売)
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<目次>
まえがき
第1章   駅とは何か
第2章   駅名に採用される地名とその階層
第3章   在来線の駅名
第4章   路面電車の停留場
第5章   新幹線の駅名
第6章   寺社仏閣の駅名
第7章   数多い「前の駅」
第8章   東西南北と中、そして新
第9章   駅名が変わるとき
第10章   観光のための改称
第11章   防諜のための改称
第12章   住宅地系の駅名はブランド化する
第13章   これからの駅名はどうあるべきか

<内容>
山手線に50年ぶりに生まれた新駅「高輪ゲートウェイ」。能町みね子さんが駅名の反対署名をしていたが、著者もこの駅名に大反対。そのあたりにインスパイアされたか、かなり真面目に「駅名学」を論じている。私は基本的に著者の考え方に賛成。地名は歴史であり、文化財なのだから、ヘンな改変や新しい珍名を作るなら、その地の大字名や古くからの通称名を使えばいい。京急も今年6つの駅名を変えたが、いま一つの気がする。ぜひ、みんなに考えてほしい問題である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会
感想投稿日 : 2020年3月28日
読了日 : 2020年3月28日
本棚登録日 : 2020年3月8日

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