好奇心が生きる糧、はては人の成長に関わっているのではないだろうか。と、思う今日この頃である。これが書かれたのがカーソンが幼少時のものを含め、1900年代前半~。当時の常識や技術力を踏まえた上で、カーソンさんの書かれた文章というのは、半信半疑だったり、胡散臭いものだったに違いない。それでもめげずに、彼女は自然に向き合う。自然を愛し、破壊される自然を憂い、農薬が及ぼす害について声を上げ、己の体を蝕む病と闘う。一人の女性として、果たして幸せな人生だったのか。そんな考えが頭をよぎるが、彼女は自分の人生を楽しんだに違いない。正直、硬い文章に硬い内容に、読む手は遅々として進まなかった。途中で投げ出そうとも思った。だけど、「読め」と訴える何かがあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
. R・カーソン
- 感想投稿日 : 2012年11月13日
- 読了日 : 2012年11月1日
- 本棚登録日 : 2012年11月1日
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