応天の門 2巻 (バンチコミックス)

著者 :
  • 新潮社 (2014年10月9日発売)
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本棚登録 : 288
感想 : 17
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人は誰かを想い何かを悔いる生き物である。未練と怨念は紙一重でそういう心にシコったものが時に物の怪となり鬼となった。そういう時代だったのだろう。学友の長谷雄は祟りだ呪いだと、噂を丸呑みし、大騒ぎをするが、菅三こと菅原道真殿は祟りなんてありませんよ。と、一蹴する。彼に取っては説明がつく事柄。時には知っていることと出来ることは違うことに気がつかされることもある。菅三殿の知識を貪欲に求める姿に過ぎたる好奇心は何を滅ぼすのだろうか。と、そんなことを思ってみる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 灰原薬
感想投稿日 : 2023年12月30日
読了日 : 2023年11月23日
本棚登録日 : 2023年11月23日

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