質屋さんは金貸し業で、商売っけ出せばいくらでも儲けを出せるだろうに。志のぶのような人情味あふれる質屋さんがいるってのも悪くはない。お節介だが、物には歴史ありで人の思いもありだ。「便利は捨てても、女は捨てないほうがいいわよ」取り憑かれたように断捨離するお客さんにするどい一言を投げるのは百合江さん。この人たまにはっとすること言うんだよね。「全てを打ち消す強さが欲しいんだろ?でも、消すだけじゃなくその上に新たなものを生み出さないと」顕定の本職は高級宝石店デュガリーの外商さんだった。仕事はできる人…だよねー。
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二ノ宮知子
- 感想投稿日 : 2018年11月11日
- 読了日 : 2018年10月14日
- 本棚登録日 : 2018年10月14日
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