光の山脈 (ハルキ文庫 ひ 5-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2006年3月1日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 18
5

気になっていた作者だが、はじめて読んだ「樋口明雄」。
迫力の自然描写とすさまじい緊張感。その中で生き生きと描かれている人物と犬。否が応でも物語に引き込まれるすごい作家・作品。とりあえず★5
「約束の地」も読んでみたい。

山村で妻の「亜希」と猟犬たちとともに生きるロッタこと「六田賢司」。この山を愛し純粋な若き猟師の前に立ちはだかるのは、強い者には流される村社会と、暴力団と手を握った企業による悪辣な自然破壊。その魔手が、身重の妻と新聞記者である兄に及んだとき、ロッタは狼犬「シオ」は山にたてこもる。壮絶な戦いの火蓋が・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 山岳小説・冒険・事件小説
感想投稿日 : 2013年8月26日
読了日 : 2013年8月24日
本棚登録日 : 2013年8月10日

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