禅が教えてくれる 美しい人をつくる「所作」の基本

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  • 幻冬舎 (2012年6月8日発売)
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・所作は美しいけどさりげないもの、何故かわからないけど心惹かれるのが所作の美しい人の証。
→所作のベースの高さ、日ごろの意識の高さが無意識ににじみ出てくるのだろうなぁ。

・作為から離れ動きの無駄を省いていくと1つ1つが丁寧になる。枯山水(かれさんすい)
→枯山水とは竜安寺のような庭のことらしい。シンプルな美しさがよいのか。贅肉をそぎ落とす姿勢が大切。

・毎日の食事に注意を向けたことがあるか。レストランではできても、日常的な食事が惰性的で所作を失っていないか。
→何を以て高い所作なのかがまだわかっていない。食事の基礎から勉強する必要がある。

・丹田を意識すること。そのためにまずは呼吸でゆっくり吐ききること。あとは体に任せる。呼吸が深くなれば安定感が生まれるしさらにカラダも温かくなる。
→忘れそうだけど思い出したらやってみよう。

・人物判断の際に足元は必ずチェックされる。脚下照顧(きゃっかしょうこ)。人が注意を忘れやすいだけに値踏みのポイントになる。
→確かに足元を見るの諺もある。靴の清潔さとおしゃれと両方キープする。

・折り目正しい
→この言葉が気に入った。

・他人を見て気づいた美しい所作をまず10日間真似てみる。そうする間に100日が過ぎて、自分のものになっていく。気づきは美しい人に近づく貴重なきっかけ。
→いいところは真似ることから。成長の原点。

・畳のヘリを踏まないのは敵が下に隠れてた時にヘリから槍を刺すのと、畳が当時高級品でヘリの部分は耐久性が低かったのでご法度だったこともある。
☆【単にマナーを覚えるだけでなく、その文化的背景も覚えると日本の美風をカラダで覚えられる】
→理由づけの部分まで覚えないとマナーそのものに納得ができなく、覚えることもできない。

・服装は生き方である。byイヴ・サンローラン
相手はあなたの着ているものでその心を見て取る。身だしなみでは心と服が調和しているとベスト。
→服装に心のありようは考えたことなかった。今度考えてみよう。

・身だしなみの美しさの土台は清潔感である。清潔感という土台がないといくら飾り立てても美しさは手に入らない。
→しぐさから直さないとまずい。心当たりあり。

・お茶を入れる時に、ただそれだけに没頭する。お湯の温度、葉の量、どこまで注ぐかなど。その思いが相手に伝わる。
→お茶を入れる1つとっても、意味を持たせたおもてなしが必要ってことか。

・なぜ電車の中で食事や化粧はいけないのか。
☆電車の中は公共の場である。みんなが譲り合ってその場を不快にしないのが最低限のルールである。多くの人に不快感を与えているという点で人に迷惑をかけている!
→今まで悩んでいたことに1つの答えが出た。迷惑をかけてないからいいんじゃないかと言われても、多くの人に不快感を与えているから迷惑をかけているという答えが成り立つ。

・値段が高くても、思い入れのあるもの、愛着のあるものを持てば人生が豊かになる。大事に使うと自分とモノとが一体になってくる。


自分に足りない所作がたくさん出てきました。ここで得たものを意識付けして少しずつアウトプットしていきたい。その中でも日常の食事や姿勢のマナーとマナーの文化的背景を併せて手に入れたいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライフスタイル・雑学
感想投稿日 : 2014年4月21日
読了日 : 2014年4月21日
本棚登録日 : 2014年4月21日

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