著者の「逆のものさし講(仙台)」で買いました。自分の思考や記憶のどこかにありながら、曖昧で確信が持てなかった事柄に対して、「その通りだよ」と背中を押してくれるような一冊です。
情けは人の為ならずに尽きますが、仏教が本来の目的を失い、大乗仏教として発展して来た理由がわかるような気がします。仏教は決して良い人になれる宗教ではありませんが、大乗仏教は良い人になれる宗教なのかもしれません。
内容はやんわりと社会批判をしつつも、それを直接的ではなく仕組みとして書かれているのが清水店長らしいです。江戸時代や幕末などの事例がわかりやすいです。そして自分だけでなく、多くの人を紹介しているのもまさに他助的です。
素晴らしい本をありがとうございます。
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- 感想投稿日 : 2017年8月26日
- 読了日 : 2017年8月25日
- 本棚登録日 : 2017年8月26日
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