「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。―オーラが良くなる読書術

著者 :
制作 : 「元気が出る本」出版部 
  • 現代書林 (2008年1月10日発売)
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感想 : 26
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 清水店長の本は、(買って)読んでない本が溜まっている時に読んじゃいけませんね。本の中で沢山の本を紹介してくれるので、さらに需要が供給に追い付かなくなってしまいます(笑)

 本書は「ブッダ」に惹かれて買いました。講演会で買ったので、清水店長のサイン入りです!それは良いとして、「仏陀」がコミカルな「ブッダくん」として登場します。これも仏教系譜の一つの末端ですね(笑)

 特に「中道」に関して重きを置いている感じがしました。葬式仏教徒が、真の仏教徒に変わるキッカケになるかもしれません...いや、ならないでしょうけど...。でも仏教の教えの幾つかでも実践すれば、立派な仏教徒ですからね。

 この本は、商人(あきんど)のみならず、全ての人に必要な要素が含まれています。簡単で分かりやすいです。何しろ「ブッダくん」ですから...。

 ありがとうございます。


 以下、本書で共感した箇所です。

☆page.57

 ブッダの教えに「中道に立つ」というものがあります。中庸の心を持つことは、ブッダの教えを実践する上で、最も本質的といっても過言ではありません。

☆page.58

 商いでは、売り手が常にお客さんのニーズから「ちょっとだけ」はみ出して、一歩先の立場から商品を提供していかないと、お客さんを喜ばせ続けることはできないのです。

☆page.63

 今の世の中「先生が悪い」「社会が悪い」「親が悪い」と悪いことを見つけて歩くのが正義のようになってしまっています。でも、繁盛商人を目指す私たちは、批判することに焦点を当てるのではなく、「良い」と「悪い」の間の「第三の答え」を探すことに、目を向けましょう。

☆page.76

 たとえば世間が騒いでいるとき、一緒になって批判しないことです。

☆page.82

 物事の良し悪しを不必要に考えたり聞いたりしないで、ただ目の前に起きることに明るさをもたらす。

☆page.95

 「自分を磨いている人」は結構少数派です。大半の人は何も言わない傍観者か、愚痴ばっかり言う人か、にわか評論家なんですね。

☆page.115

 自分中心の損得勘定から、早く自由になってしまいましょう。そんなあなたのもとには、自然と人が集まってくるようになります。

☆page.156

 人って言葉ひとつで元気にもなり、傷ついたりもする。だから「あなたの意見は違う!」なんて言わずに、人を喜ばすことだけを言えばいいんです。

☆page.161

 老子は、「無心」と題して、こんな言葉を言っています。「そうなんだ、無用の心配と余計な欲をすてりゃあ、けっこう道はつくもんだ。行き詰ってもー。」

☆page.162

 今日良いことがあった!ワーイって言ってたって、すべては表裏一体、良い悪いじゃなくて、表と裏なんです。ピンチの裏には必ずチャンスがあるんです。そのことをわかっていれば、悪い事が起こったって何ともない。

☆page.164

 仕事をするときは心血注いで、ガンガンに飛ばす。遊ぶときは徹底して遊ぶ。これが、生きてるってことなんじゃないかと思うんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年5月18日
読了日 : 2010年5月7日
本棚登録日 : 2010年5月7日

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