太陽

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年2月27日発売)
3.70
  • (2)
  • (11)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 77
感想 : 13
4

21世紀初頭、ウィルスにより人口が激減。人類は、感染を克服して強く若い肉体を手に入れた"夜の住人"ノクスと、感染に怯える旧人類キュリオの二つに分かれた。ノクスはキュリオを支配していき、やがて文明を担うようになった。当然反発は強く、キュリオの村・長野八区では、ノクスの駐在員の惨殺事件が起こる。結果、村はノクスによって経済封鎖された――。その10年後、村の若者・奥寺鉄彦は、閉塞感を抱えながら毎日を過ごしていた。幼馴染の生田結は、ノクスの存在を憎みながらも、村を立て直したいと前向きに暮らしていた。そんなある日、突如、経済封鎖が解かれ、村にノクスが現れる。羨望、絶望、希望。その先にある「未来」とは? 数々の演劇賞を受賞した傑作戯曲「太陽」、待望の小説化! 『小説野性時代』連載に書き下ろしを加える。
(2016年)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年4月25日
読了日 : 2016年8月27日
本棚登録日 : 2016年8月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする