二人がここにいる不思議 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1999年12月27日発売)
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感想 : 48
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太めと痩せのカップルの、出会いと別れと再会の物語「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ領主に抗して村人たちが考えた作戦が意表をつく「ご領主に乾杯、別れに乾杯?」など、23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。ちぐはぐな会話としんみりした読後感が楽しい表題作は、今は亡き両親をレストランに招待した男の話。
原題:The Toynbee convector
(1988年)
— 目次 —
生涯の一度の夜
トインビー・コンベクター
トラップドア
オリエント急行、北へ
十月の西
最後のサーカス
ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動
二人がここにいる不思議
さよなら、ラファイエット
バンシー
プロミセズ、プロミセズ
恋心
ご領主に乾杯、別れに乾杯!
ときは6月、ある真夜中
ゆるしの夜
号令に合わせて
かすかな刺
気長な分割
コンスタンスとご一緒に
ジュニア
墓石
階段をのぼって
ストーンスティル大佐の純自家製本格エジプト・ミイラ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年3月15日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年5月4日

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