ムーミン谷の冬 (講談社文庫)

  • 講談社 (1979年11月13日発売)
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本棚登録 : 782
感想 : 84
5

冬眠中のムーミン達、春の訪れはまだまだ先。
そんな冬のある日、ムーミンは目が覚めてしまって初めて冬の世界を見ることに‥。

なんて素敵な物語だろう。
ムーミンは初めての冬に驚きながらも少しずつ冬を好きになっていく。
春が来てみんなが目覚めてしまったら、この時間は終わってしまう。ちょっとだけもったいないな…なんて感じている。

そんな甘くてちょっぴり切ない気持ちが優しく優しく語られる。そして私まで春をむかえたような気持ちになってしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年5月30日
読了日 : 2011年5月30日
本棚登録日 : 2011年5月29日

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コメント 2件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2014/04/28

「そして私まで春をむかえたよう」
ひと夏ならぬ、ひと冬越して成長するムーミン。

takanatsuさんのコメント
2014/04/30

nyancomaruさん、コメントありがとうございます。
「ひと夏ならぬ、ひと冬越して成長するムーミン。」
そう。本当に成長ですよね。
パパとママが一緒だったらきっとこういう冒険は出来なかったんじゃないかなと思います。
でも、今回はパパとママは冬眠中なので(笑)。

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