三匹のおっさん ふたたび

著者 :
  • 文藝春秋 (2012年3月28日発売)
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本棚登録 : 7002
感想 : 917
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前作が三匹大活躍だったので今回も期待していたのだけど、ちょっと残念。
高圧的な人がたくさん出てきてぐったり…。
子供に万引きさせる親なんて本当にいるの?最低だ。

好きなのはノリさんと早苗ちゃんがラブラブな第三話と、シゲさんと康生さんがラブラブな(?)第五話。
「好きだよと言えずに初恋は、」にもキュンとした。
お別れする人に花の名前を教えるというのはなかなか素敵な作戦だ。
まず自分が覚えなきゃいけないけど‥。

それと、あとがきの本の話がとても良かった。
本を買うことが未来への投資だと考えたことはなかった。
自分の好きな本が欲しいとか、自分の好きな作家さんがこれからも書き続けられるようにとか、それくらいの意識だった。
なんだかいい話を聞いたなぁと嬉しく思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月7日
読了日 : 2012年8月7日
本棚登録日 : 2012年8月7日

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コメント 2件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/08/10

「本を買うことが未来への投資」
読んだ方が心豊になれるだけじゃなく、そのお子さんにも良い影響がある筈ですから、とっても素晴しい投資です(後書きを書かれた方の意図とは違うかも知れませんが)・・・

takanatsuさんのコメント
2012/08/10

「そのお子さんにも良い影響がある筈ですから」
なるほど。そういう意味でもやはり未来への投資と言えるんですね。
今のことしか考えていなかったので、ちょっと感動してしまいました。

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