世の中にはたくさんのシリーズものがある。
面白くて長く長く続くもの。
惜しまれながらも終わってしまうもの。
終わったはずなのに、再び始るもの。
期待通りか、期待はずれか。
見る側の想い。作る側の考え。
交錯して、うまく昇華したり、すれ違ったり。
気に入った主人公のシリーズは、ずっと続いて欲しいけれど、
惰性で続いていく姿を見たくないのも事実。
その終わり方、最後の姿をどう決着をつけるか。
金田一耕助最後の事件。
馴染みの登場人物。
垣間見られる積み重なったエピソード。
散りばめられたそれぞれに、うれしくもあり、
冗漫さも感じてしまう。
ベテランアクションスターが久しぶりの復活。
喜びの思いと、痛々しさ。
そんな思いがよぎる。
ネタが割れてしまう謎もあるが、
年月を重ねた家族にまつわりついた呪いは
さすが横溝。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年4月16日
- 読了日 : 2013年4月16日
- 本棚登録日 : 2013年4月16日
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