Book Barで杏さんが紹介していたことで興味を持ったが、直木賞受賞作なのに、それまで全く知らなかったことをまず恥じる。幕末から明治にかけて生きた歌人・中島歌子の生涯を、水戸藩の動乱を中心に描いたものだが、期待以上に面白かった。時代小説であり、深い愛情を描いた恋愛小説でもあり(因みに普通の恋愛小説は苦手で読めない僕が読める程度)。特に、牢に入れられている間の描写が圧巻。どこまで史実に沿ったのか分からないけど、そんなことが気にならないのは小説として完全に引き込まれたからだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自分_小説
- 感想投稿日 : 2019年2月9日
- 読了日 : 2019年2月9日
- 本棚登録日 : 2019年2月7日
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