9年ほど前に書かれた小説だが、驚くほど2020年4月現在で世界が、日本が直面している問題に酷似している。幸いにも現実は本書と違い、致死率が6割を超えるような強毒性のウィルスではないし、全世界で億の単位で死者を数えるような事態にもなっていないが。相当思い切ったことを、苦渋の決断で、なんとか手遅れになる前に着手していく小説内の日本政府。そこはあくまでフィクションだよ、と言いたくなるが今回の事態を鑑みれば、強毒性のウィルスによるパンデミックだって起こり得るわけで。リニアなフィクションに震える。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自分_小説
- 感想投稿日 : 2020年4月6日
- 読了日 : 2020年4月6日
- 本棚登録日 : 2020年4月5日
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