東方の書籍新シリーズ。『酔い』がテーマになっている感じかな?てっきりお酒に関する蘊蓄やお酒にまつわる妖怪が多数登場するのかと思いきや、座敷わらしであり酔魔である奥野田美宵を中心とした騒動を描く感じなのかな?
博麗神社で催される酒会は誰も拒まないから必然的に妖怪や人外も集まってしまう。けれど誰も拒まない場所だからといって誰の記憶にも残らない形でいつの間にか混ざり込んでいる美宵の存在は異端
ただ、その異端さが危険とも安全とも言えないのだから質が悪い
いつの間にか宴会に混ざって美味しい酒食を提供してくれるのは嬉しいが、同時に悪夢まで提供されたら堪ったものではない。でも実害は無いのだから退治する対象にもしづらい
睨呑亭を守りたいという美宵の言葉は真実であるように思えるけど、霊夢達の宴会に何度も関わる理由が見えてこない
何かしら真意が有るような気もするし、全く無いような気もしてしまう
酔い潰れた際に見るあやふやな光景のように美宵の本性は見えてこない
睨呑亭を妖怪から守ると言っていた矢先に妖怪に睨呑亭を提供してしまった緩さはかなり気になるなぁ(笑) 既に霊夢にマークされていることを考えるとあっという間にバレて退治の対象になってしまいそうな気がするが
……今更だけど少女にしか見えない東方キャラクター達が居酒屋に集ったり、宴会を開いたりするって凄い光景だね。本当に今更だけど
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2020年9月14日
- 読了日 : 2020年9月13日
- 本棚登録日 : 2020年8月25日
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