妄想先生 1 (バンチコミックス)

著者 :
  • 新潮社 (2022年11月9日発売)
3.14
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本棚登録 : 43
感想 : 5
4

学生を導く立場でありながら、多感な学生よりも妄想逞しい先生ってそれだけで面白いね。おまけに言葉のセンスも素晴らしいし
汗水垂らすバスケ部員を見て「私に…発情してんじゃない!」とかボール掴みを披露する男子に「ダブルドリブルは反則よ!」とか発想の面白さに留まらない良さがあるね

また、ゲームの縛りプレイをしている男子を見てアレな勘違いをしてしまったり、催眠術を掛けると言われてそういう妄想をしてしまったり
もはや年中暴走しているのかと突っ込みたくなる酷さ。でもそれが本作の面白さに繋がっているね


そんな色咲が一人暴走するだけならまだ被害は少ないだろうけど、彼女に影響される者が出てきてしまうなら話は別
色咲に教えを請うたばかりに痴女コースに入ってしまった音無は今後どうなって行くのかちょっと楽しみ。けど、やりすぎると酷い事になりそうな気も(笑)
13話では早くもギリギリアウトな自撮りを男子に送っていたりするしさ

また、序盤では純粋な青年っぽさがあった高杉も音無をネタにお色気妄想をするほどに
まあ、こちらは色咲は関わってないんだけど。でも、色咲の影響を受けた音無を契機に変わり始めたわけだから、ある意味連鎖反応と呼べるのかな?


妄想ネタとは関係ないのだけど、やべえくらいにお馬鹿な馬場はちょっとツボにはまったり。ファイナルが判らないはまだギャグの領域で理解できるけど、自分が熱愛する作品タイトルの意味を理解してないとか知識のバランスが無茶苦茶過ぎて笑ってしまったよ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2023年1月14日
読了日 : 2023年1月13日
本棚登録日 : 2022年11月9日

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