3つの激闘が描かれる豪華仕様
龍とは戦ってはならない。疑いようのない常識として避けてきた神雲との対決
それを山の神を巻き込む形で訪れた千載一遇の好機。それでも山の神が自分を助けるに相応しいと示すためには神雲との激闘を幾らか自分の力だけで潜り抜けなければならない
以前であれば全く思い浮かばなかったであろうそのイメージを山の神との対話の中で掴んだ迅火にとって、2度続いた奇跡は戦意を高揚させるには充分過ぎたようで
新たな力を元に痛み分けに持ち込んだだけでも類稀な戦果と言えるのだろうね
ただ、その高揚感は腕を一本失った事で留まるものでなかったのは幸か不幸か
また、6本に増えた尾は迅火を強敵と対等に戦わせるに相応しい元手となってしまう。だから馬鹿げた行いである断怪衆総本山への正面からの殴り込みが成立してしまう
それでもその状態の迅火を上回る強さを見せつける道錬はとんでもない相手なのだけれど
短い間に自身を成長させた迅火でも簡単に追いつけない相手。だからこそ必要となってくる奇跡
起こったそれは何とも不気味なものだったね……。迅火が自分の頭をいじった描写はちょっとしたギャグと捉えることも出来なくもないけれど、あの『何か』についてはどう捉えれば良いのだろうね
迅火の殴り込みともたまの世直しとも関係ない所で始まった真介とバリーの対決は色々とスケール感がおかしな事に
悪者退治を通り越して怪獣退治になってませんかね(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2021年5月17日
- 読了日 : 2015年9月10日
- 本棚登録日 : 2015年8月8日
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