将来の社会を担っていく必要のある子どもたちへの投資を最大化させる事を目的に、いま学んでいる「学校問題、教員の働き方改革関連」の一冊として。
東和誠(著)「問題だらけの小学校教育」では、現場教員だったことから具体的な事例を取り上げ紹介していたが、この「みらいの教育」は学者同士の対談を中心に哲学的に、社会学的に捉えた一冊になっている。
特に「給特法」の問題点を中心に取り上げられており、「サラリーマン教師」という誤っている上、偏った業界独自の言葉を使った旧態然とした「献身的教師像」を大切にする現場。
教育に「時間管理」といった概念は不要であり、滅私貢献していくことこそが「良い教師」。方や、民間企業と同様で残業代が支払われていたとすると、年間9000億円分にのぼり、平均して教員一人当たり10万円も増額されるということ。加えて、長時間勤務は過酷を極め、自殺者や精神疾患を患う教員も増えている現実。
法律改正は国の仕事だが、各自治体から取り組めることを考え進めて行きたいと感じた。
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- 感想投稿日 : 2019年5月28日
- 読了日 : 2019年5月28日
- 本棚登録日 : 2019年5月28日
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