クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫)

著者 :
  • 集英社 (2015年1月23日発売)
3.52
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本棚登録 : 191
感想 : 17

某所でプロジェクト・クオリディアの広告に「俺ガイル」作者の渡航の名前を見つけたのがきっかけで読み始めた本書。
とりあえず、CHAP.2までの感想をあらすじまでに書きます。本文最初のページから「〜まである」が特徴的な「わたりん節」炸裂で、冒頭の先生と主人公との掛け合いでは俺ガイルファン的に「どこのパラレルワールドだよ!」とツッコミたくなりました。しかし、主人公とヒロインの2つの視点が交互に語られ二重構造をなす本作では、2人のすれ違いがより痛快なまであり、そして、おそらく「クオリディア」というなんらかのファンタジー的な要素も加わりさらに魅力的なストーリーになることに期待せざるをえない。そんな作品かと思います。16/3/1

最後まで読んだので追記。以下、ネタバレ注意です。
ネタバレといっても、プロジェクト・クオリディアとやらにつながりそうなものは本書ではほとんど姿を隠したままです。ただ、パラレルワールドの八幡が「人は見た目が九割なんて言うがあれ嘘だろ。十割だ、十割。」という信念のもと、真正のクズヒロインとやむを得ない状況により振り回され、さすがに愛想が尽きれば痛快にクズ認定して一時絶縁。しかし、ヒロインがピンチになればやはりかわいいというだけで助けに入り、そのまま一連の事案の解決までしてしまします。しかしその真相はプロジェクト・クオリディアとは無関係ですので気になる人はプロジェクトのほかの作品もよろしくね♡という作品でした。
まぁ、まだ何もわかってないので、私はもう少し期待していようかと思います。とりあえず、これからプロジェクト・クオリディアでググって、アニメを楽しみに待ちます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年3月1日
読了日 : 2016年3月2日
本棚登録日 : 2016年3月1日

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