9S<ナインエス> X true side (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2009年9月10日発売)
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感想 : 18
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ロシアの天才、セルゲイ・イヴァノフ。勇次郎の遺産技術を応用した彼の研究は珪素生物という化け物を生んだ。由宇を離れた闘真は従妹のクレールの母親を見つけるために、シベリアの奥地へと向かう。そこで出会ったのはクレールの母親と珪素生物に追われた難民だった。遺産犯罪を嗅ぎ付けたADEMは岸田博士、八代、マモンを送り調査を開始する。

本巻から新たな物語が始まります。
ミラージュ、ミネルヴァ、七つの大罪と闘ってきたADEMが、今度は新種の生物と対面する。国家の軋轢で思うように情報収集ができない中、人類駆逐へのカウントダウンが迫るというはらはらドキドキの展開。

海星事件で捕えられたマモンが司法取引によってADEMのメンバーになります。八代とマモンのコンビ好きだなー。

イラストが今での山本ヤマトさんから増田メグミさんに代わっています。山本さんのイラストも9Sの世界観をよく表していたけれど、増田さんのイラストはそれに輪をかけて特にシベリア編のイメージにぴったりきます。ちょっと少女漫画ちっくなのだけれど、なんと言っても絵が綺麗。ゴーゴリと会食するシーンのマモンがかわいいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2013年8月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年8月1日

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