この本は、Ajaxとは何かというようなテーマを扱った本ではなく。Ajaxの著名なライブラリの使い方の紹介やプログラミングサンプルがまとまっている本。Ajaxというもの自体は、GoogleMapsのような動的なWebサイトを作るための技術の一つで、概念的なことは僕自身すでに理解していた(Ajaxという言葉が一般的になる前から、似たような方法でWebサイトを作っていたこともあるので)。
理解していたということもあってAjaxの書籍というものには、最近ほとんど興味を示していなかったのだが、Ajaxを利用した便利なライブラリが世間に出てきているので利用しない手はない、と思うようになってきたので、カタログを見る感覚でざっとこの本を読んでみた。prototype.js, script.aculo.us, Google Maps APIなど名前くらいは聞いたことのあるライブラリが紹介されていたので、この本を読むことで、十分にカタログ的な知識を得ることができると思う。もちろん、サンプルも載っているので凝ったことをしないのであれば、実際のプログラミングにも役立てることはできると思う。
カタログ的な観点以外に、この本の「はじめに」で著者が、業務系システムではすべてAjaxを適用すべきと述べていた点が印象的だった。確かにこの本を読むと、Ajaxのライブラリが充実してきており、業務系システムにどんどん適用していくこともできそうな気がする(まだ発展途上だとは思うが)。
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- 感想投稿日 : 2011年2月28日
- 読了日 : 2009年3月9日
- 本棚登録日 : 2011年2月28日
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