アジャイル開発とスクラム: 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

  • 翔泳社 (2013年1月1日発売)
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アジャイルラジオにて西さんがベタ褒めしていたので購入。
「従来の開発手法では最初に計画をたてるため、途中で計画外のよりよいやり方が見つかっても採用できない。(p.55)」→実際すでにどうしようもない状況になってるときって多い。。。
「話し合ってKeepから先に出すのは、この回を前向きに運営する鍵になる。まず、よかったことを出してProblemとTryに向かう勇気を出す。(p.72)」→単純に表面的な効率だけ考えるとKeepを飛ばしてしまいがちだけど、Keepは絶対あった方が良いと思う。人をほめる機会って意外とすごく少ない。
「ペアプログラミングは、コストは二倍ではなく1.15倍、そのかわり、テスト通過率が15%増、コード行数は15%減した(p.86)」→やっぱり客観的なデータがあると説得力がある。行数で賃金が決まってる所は嬉しくないだろうけどw
「アジャイルを進めていくというのは、どこまでも人を育てる話だと思ってるんです。(p.167)」→激しく同意。メンバーがもともと持っている熱意をいかにして表面化しやすい環境にみんなでしていくか。
「いきなり「何を作る」のではなく、「なぜ作る」のかという情熱を、主観のままに伝えることが大事だと。(p.246)」→新入社員ならまずは言われたとおりにやるべきだけど、考えられるだけの経験を持っていても目的を理解しないまま作業に入ってしまうことが多い。指示する場合は目的も添えて、指示を受ける場合は目的を確認するように気をつけよう。
「スクラムとは、会社を機能単位に分割した階層や組織ではなく、どこをとっても会社のビジョンに向かった判断・行動パターンを共有する自己相似形の知識創造活動であり、それを実践する人々である(p.271)」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 専門
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2013年9月23日
本棚登録日 : 2013年8月7日

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