この作日の一番のキーになる人といえばベッキーさん。謎が多いが心に闇も多いのだろう。このベッキーさんに英子が相談を持ちかけるのだが、初めから全て分かっているかのごとく謎を解き明かしてしまう。ブッポウソウが予見する不穏な時代の空気に、実在の事件が重なっていく。ラストは永遠に会えなくなってしまうであろう英子と若月さんの切ない気持ちで本を閉じた。
読書状況:読み終わった
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北村薫
- 感想投稿日 : 2017年11月15日
- 読了日 : 2017年11月15日
- 本棚登録日 : 2017年11月15日
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