天佑なり 下 高橋是清・百年前の日本国債 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年7月25日発売)
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感想 : 18
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日清戦争〜第一次世界大戦と日本の戦史は日本史やその他で学習してきたが、経済的な視点での戦史は初めてだった。今置かれている日本の現状と日露戦争の時は国債を乱発している点で似通っている。しかし、その時は第一次世界大戦があり戦争景気があって立て直したが、軍事費と金解禁のタイミングの悪さ、関東大震災の不運も重なってまた沈んでいった。その際のピンチがくれば高橋是清と大蔵大臣8回を任命された。小説なので脚色が多々あるとは思うが、政治力はあまりなく決断力と人望と行動力で成功した人物。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年1月3日
読了日 : 2019年1月3日
本棚登録日 : 2019年1月3日

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