物語という語り口ではあるものの、営業という名の本質がしっかりと書かれており、営業することや働くことの意味・素晴らしさをまじまじと教えてくれる。
営業においては、『感謝と愛情』こそが最も大事な要素であり、その延長上に成果や結果というものがつながっているにすぎない。しかしながら、年を重ね仕事に慣れてくるうちに、その大事なものを忘れてしまい、本来のあるべき姿から離れていってしまうことが往々にしてある。また、日々を淡々と過ごすものには、その本質すら触れることなく、一生を終えてしまう人さえいるかもしれない。そうならないためにも、営業に携わるものだけでなく、働く全ての人にとって、一日の終わりに自分が今日一日そうあれたのか振り返ってみることが大切なのではなかろうか。
私自身においても、そのような気持ちを本書の記憶のある時だけでなく、時間をおいて改めて読み返し、読んだ時の正直な気持ちや思いを持ち続けたいものである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
営業
- 感想投稿日 : 2013年6月5日
- 読了日 : 2013年6月5日
- 本棚登録日 : 2013年4月28日
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