思い込みで誤った情報を選択しないための必須教養 認知バイアス見るだけノート

  • 宝島社 (2022年5月14日発売)
3.19
  • (2)
  • (3)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 204
感想 : 10
5

認知バイアスにとらわれがちな項目を見開きで紹介している
「人は自分の感情に嘘をつける生き物」
自身の本音と行動が矛盾し、心にもやがかかった状態(「認知的不協和」と呼ぶ。
認知的不協和は「納得のいく理由づけ」を新たに生み出し、自分の意見を変容させてしまいます。
嘘を肯定するために行動まで変わってしまう。行動は心を映す鏡になり得る。
→日常で感じたこと、思ったことは口に出したり紙に書くのがいい。

自分の心理状態を自分で勘違いしてしまう現象「誤帰属」=物事の原因を本来のものとは、ことなる原因に帰属させてしまうこと。
フラストレーションが溜まっていると次に起こった些細なきっかけで怒りを爆発させてしまう、フラストレーション効果と怒りの吊り橋効果が合わさってしまうことも。

人は自分に都合のいいことばかり見がち。チェリー・ピッキング

白黒つけろと迫られたらグレーゾーンにも目を向ける。隠された選択肢があることに気づくことが大事。

複数回面識を得るだけで信用できるとの思い込みをしやすい。

目立っている部分やいい印象に注目し、それ以外の部分まで好評価をくだしてしまう「ハロー効果」
逆に一つを取って全体を悪いと判断する、悪魔の角という意味で「ホーン効果」


上手く馴染めない人、異端を切る「黒い羊効果」厄介ものを集団から切り離そうとする。
仲間外れにされていると感じたら視点を変えて、「皆さん自分を守るのに精一杯なんだな」と思っていい。自分は自分のすべきことをするだけだ。

気分で認知は変化する。嫌な気分のときに判断しないこと。

ステレオタイプでの把握で認知の楽をしがちどから差別心が生まれやすくなる。血液型診断だって、思い込みだ。
偏見や差別を増長させない。
自分グループと敵グループになる。

例外集団をつくる。

曖昧な言葉は明確に定義せよ。具体的なボーダーラインを決めておくことで回避できる。

結論が主張を正当化する論拠に使われていないか。Aはいい人だから信用できる=信用したいからいい人だと言ってしまう

問題の内容を具体的にするだけで脳は理解しやすくなる。

失敗を性格のせいにするか、外的要因のせいにするか。
人は起きた出来事の原因を、その人の内因的なものに帰属させる傾向がある。実際には外因手な原因がある。「根本的な帰属の誤り」に注意。

不安が強すぎると気持ちに折り合いを付けるため、現行システムをひいきする「システム正当化バイアス」

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月28日
本棚登録日 : 2024年1月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする