タイトルに「証言」と付いているが、
お馴染みの宝島シリーズではなく、河出書房新社から出版
された企画本。構成は基本宝島版と一緒であり、パクリと
取られかねない本なのだが・・・。
・・・正直、読むべきでは無かったのかもしれない。
採り上げられているプロレスラーは力道山、山本小鉄、ジ
ャイアント馬場、三沢光晴、マサ斎藤、ジャンボ鶴田、橋
本真也、ラッシャー木村、上田馬之助、阿修羅・原、永源
遙、冬木弘道、ブルーザー・ブロディ、ザ・デストロイヤ
ーの14名。冒頭、アントニオ猪木の語る力道山までは普通
に読めたのだが、そこから先の13名に関しては全て「現役
時代」を知っている人ばかりなのが不味かった。
とにかく、読んでいるそばから彼らの現役時代を思い出し
てしまい、ジワッと涙が溢れてくる。 既に死後20年以上
経過しているレスラー(馬場・ブロディ)も当然入ってい
るのだが、どうやら僕は未だに彼らの死が受け入れられな
いらしい。まさかプロレスの企画本を読んで号泣するとは、
夢にも思わなかった。
改めて故人の皆様に感謝を述べると共に、向こうの世界で
の再会を強く望む。この本に載っている全員、本当にすば
らしい試合をしていたのだから。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2019年8月20日
- 読了日 : 2019年6月29日
- 本棚登録日 : 2019年8月20日
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