物語のおわり

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年10月7日発売)
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本棚登録 : 2561
感想 : 359
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未完の物語の原稿がバトンのように人から人へと渡り、それぞれの心に波紋を投げかけていく連作短編集。
物が物だけに、そんなに上手く渡るか、とか最後のオチはいらないという人もいるみたいで、その意見もまぁわかります。
私としてはちょっと長いけど、まぁアリですね。
湊かなえ気になるけど、恐い話は苦手、という人は、これを最初に読めばいいかもしれません。
ミステリー色・サスペンス色は強くないので他とは感じが違いますが。

北海道の各地がわりと効果的にちょこちょこ出てくるので、ご当地関係者は嬉しいかもしれません。
摩周湖とかちょっと興味出た。

装丁 / bookwall
装画 / サカモト セイジ
初出 / 『小説トリッパー』2012年春季号~2014年春季号連載。加筆修正あり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021
感想投稿日 : 2021年1月1日
読了日 : 2021年1月1日
本棚登録日 : 2021年1月1日

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