ミステリ書店(1) 幽霊探偵からのメッセージ (ランダムハウス講談社文庫)

  • ランダムハウス講談社 (2006年1月22日発売)
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本棚登録 : 168
感想 : 25
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ミステリ専門書店に取り付いている探偵の幽霊と、書店の経営者の一人である未亡人が二人三脚で事件を解決する話。
言いたいことは押し殺し、とにかく耐えるタイプの主人公が、事件を機に幽霊の声が聞こえるようになり、闘う女になる過程が描かれています。
そりゃぁ、殺人犯の汚名をはらすには、嫌でも闘わなきゃね。
探偵の幽霊は下品な例えを使う皮肉屋、「ベイビー」の呼びかけがうっとうしい奴です。しかも夢で訪ねてくるし。勝手に入るなよー。
ちなみに作者のアリス・キンバリーというのは夫婦の合作ペンネームで、もうひとつ別にクレオ・コイル名義でも作品があるとか。
クレオ・コイルってコーヒーショップが舞台のコージーミステリ書いてたはず……そっちもそのうち読もうと思っていたのだけれど同一人物なのか……どうしようかな。

カバーイラスト / 橋本 聡
カバーデザイン / 川村 哲司(atmosphere ltd.)
原題 / THE GHOST AND MRS.McCLUE (2004)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2007
感想投稿日 : 2007年12月4日
読了日 : 2007年12月4日
本棚登録日 : 2007年12月4日

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