鴨川食堂はんなり (小学館文庫 か 38-5)

著者 :
  • 小学館 (2018年4月6日発売)
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感想 : 43
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「鴨川食堂」シリーズ第5弾!
今回も、様々な地方から、食に対する複雑な思いを抱えたお客様が訪れる。
求められるものも、ただ懐かしいというものではなく、今までにないような変わった依頼もあって、流さんも二週間が期限ではだんだん難しくなってきた。
こいしは相変わらず、つけつけと思ったままのことを口にするが、ずいぶんとお客様の気持ちに寄り添うようになったなあと感じる。
謎解きも詳しく描かれるようになり、流が依頼人にかける言葉も温かい。


第一話 親子丼
外食はインスタ映えが大事!
並んででも名店で食べたかったのに、フツーの食堂に連れて行った彼氏とは別れたが…

第二話 焼売
気難しい老女が、自分基準であの日食べなかったシュウマイに残す未練とは。

第三話 きつねうどん
依頼人の、あまりにも運のない人生に言葉を失う。
後悔するか、小さくても幸せを見出すか…

第四話 おでん
長年連れ添った夫婦でも、なんと心の内に抱く想いの様々なことか。
かけ違えたボタンはかけ直せる?

第五話 芋煮
意外な結末!
正反対の幼馴染はこれからも仲良くやっていけそう。

第六話 ハヤシライス
切ないお話だった。
大人の恋。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年6月28日
読了日 : 2018年6月28日
本棚登録日 : 2018年6月28日

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