アンソロジー 隠す

  • 文藝春秋 (2017年2月9日発売)
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感想 : 70
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アミの会(仮)アンソロジー、第3弾。
今回のテーマは【隠す】
その他に一つのサービスというか遊び心として、一つの共通のアイテムが隠されている。
作品の掲載順位に、その隠れ具合も少し影響しているかもしれない。
最後のは堂々と主役を務めているし、最初のは「どこに出てきた?!」と読み返してしまったもの(笑)

今回は、執筆者11名と、今までで一番多いので、短い作品が多い。
その中でキラリと光らせオチをつけるのはなかなか大変だろう。

大崎梢さんの話はとても温かく切ない。
永嶋恵美さんのはテンポ良くハラハラして面白かった。
新津きよみさん、切ないなあ…
加納朋子さん、元気でカワイイ!
篠田真由美さんはいつもながら世界観の中に引き込まれる。

次回のテーマは何でしょうか?

『理由(わけ)』柴田よしき
『自宅警備員の憂鬱』永嶋恵美
『誰にも言えない』松尾由美
『撫桜亭奇譚』福田和代
『骨になるまで』新津きよみ
『アリババと四十の死体/まだ折れていない剣』光原百合
『バースデイブーケをあなたに』大崎梢
『甘い生活』近藤史恵
『水彩画』松村比呂美
『少年少女秘密基地』加納朋子
『心残り』篠田真由美

松村比呂美さんは、いつものドロドロ来るか!!
と思ったら、切ない系でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年5月18日
読了日 : 2017年5月18日
本棚登録日 : 2017年5月18日

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