「ぼったくり」シリーズ第10弾。
記念すべき10冊目に、「ぼったくり」の転機。
丸ごと一冊、美音の結婚にまつわる話に費やされている。
作者はつくづく結婚話が好きなんだなあ~
それも、平凡な娘が玉の輿に乗るシンデレラストーリー…
美音のあまりの遠慮深さとウジウジにちょっと嫌気がさしました。
後半のお話は、ぼったくりらしく、お料理の生きた、いい人情話でした。
ウメさんみたいな自立したお年寄りはかっこいいなあ、と常々思っていましたが、やはり思うところや寂しさはあり…
ジンと来るお話でした。
あと、商店街の中で「ぼったくり」がどれだけ大切な存在なのか、休業を持って知ることもあり、また、いつもとは違う、お店では出さない料理の話で趣向が変わったのも面白かったです。
『自分たちの城』『黄ばんだ図面』『休業のご挨拶』『たこ焼きパーティー』『我が家のすき焼き』
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月1日
- 読了日 : 2018年12月1日
- 本棚登録日 : 2018年12月1日
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