いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)

著者 :
  • 東京創元社 (2013年11月28日発売)
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本棚登録 : 370
感想 : 66
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お蔦さんの神楽坂日記、第2弾。
一作目は短編連作だったが、今度はぐいぐい読める長編だ。
森くんのサッカー部の後輩・金森有斗が、森くん共々、主人公・滝本望のところにご飯を食べに来た。
楽しい食事会の後、一転して…
中一の有斗には重すぎる事件。
その有斗を、ご飯と精神面で支え続けた、二つ年上の望。
(あれっ?望って、オカン体質?)

ご近所に聞き込みをしたり、警察に掛け合ったり(ゴリ押しという)、精力的に行動し、もちろん頭もフル回転のお蔦さん。
何より、情けをかけるべきところと、感情を優先させてはならないところの線引きを誤らないところが素晴らしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月31日
読了日 : 2016年12月31日
本棚登録日 : 2016年12月31日

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