いわゆる探偵小説を念頭に読んでいくと、事件の解決に力を貸すいわゆるホームズみたいな、金田一耕助みたいなキャラクターがいるわけでもないので、ちょっと(というか、かなり)ものたりない気もするが、今までの怪奇譚を「語る」という形式は、一話完結で、馴れるとおもしろさも感じられた。探偵小説と怪奇譚のミックスされた探偵小説に至る過渡期といったらおもしろくないか、それでも、完結された、ひとつの世界があると思う。
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- 感想投稿日 : 2015年2月4日
- 読了日 : 2015年2月4日
- 本棚登録日 : 2015年2月4日
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