断片的な情報は絶望を加速させる。
別れ方を後悔すると、それは一生背負う負い目になる。彼の沈黙を妻が理解できないのもわかる。彼女の家族がどんな思いでやってきたのか、彼女も彼女の家族も語らないのも、それはそう受け止めなければならない事実なのだ。
全ては「内なる」。閉じ込められた人たち、その心たち。生きながら死に向き合う時間、空間なのだった。
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- 感想投稿日 : 2020年12月18日
- 読了日 : 2020年12月13日
- 本棚登録日 : 2020年10月27日
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