織田作之助「螢」(1944)登勢の身の上に降り掛かるあれこれ。現代人ならへこたれてしまいそうなことが起こっても気丈に生きる。
日影丈吉「吉備津の釜」(1959)戦後の混乱のなかで生きる男が酒場で出会った男に紹介された男を訪ね、水上バスに乗りながら子供の頃に乗った川蒸気を思い出す。
室生犀星「津の国人」(1942)、貧しさに似合わず、うつくしい言葉をつかう女性の物語。男としては、何もなくともこのような素晴らしい言葉を発する女性が傍らにいたら、非常な幸せを感じるだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年3月11日
- 読了日 : 2013年3月11日
- 本棚登録日 : 2013年3月11日
みんなの感想をみる