テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

  • みすず書房 (2014年6月20日発売)
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感想 : 59
4

宇宙への旅をするような書籍。

しかし、、、やっと読み終わった・・・・
超難しかった・・・翻訳だから読みにくい・・・

けど、読後感の何かが分かった感凄い。

内容としては、人類進化の中で獲得してきたテクノロジーの裏側にある何かをテクニウムとし、その性質を人類誕生から紐解いていくという壮大なテーマ。

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<第1章〜6章>

テクネロゴス Technelogos ギリシャ語
テクネー

物を作る事=工芸
発明の才=アート

ベックマン 1802年 産業革命/テクノロジー
無限の連鎖

250万年前 石
25万年前 火
5万年前 言語の発明、人類最初のシンギュラリティ
     狩りの効率アップ

☓ネアンデルタール人
☓エレクトス人
◯サピエンス

その頃の労働は3〜6時間

外適用
 温めるための羽毛→飛ぶための羽
 エントロピー
 →(逆)→ネゲントロピー
 →(言い換え)→エクストロピー

GDPの割合の変遷、サービス業

目の進化に見る異なる6系統別の進化、奇跡

<第7章 収束>

同時の発明。
白熱電球、電話、トランジスター
1万人はいる、発明は1人

ドイツで1450年に活版印刷、1876年にアメリカで電話

顕微鏡発明の200年後にアントニ・ファン・レーウェンフックが微生物を発見した。

グレゴール・メンデルは1865年に遺伝理論を正しく解明したが35年間無視された。

<第8章>

「ザスパイク」のダミアンブロデリックは、1953年時点で、航空機の速度の進化から、地球外への飛行の可能性を示唆した。
そして1957年にソ連はスプートニクを打ち上げた。

ムーアの法則;
コンピューターのチップは18〜24ヶ月でサイズと価格が半分になる

ダグラス・エンゲルバートは「ウィンドウとマウス」を発明した。

クラウダーの法則(マーク・クライダー)、HDは毎年安定して40%価格が下がる

ARPAネットの根幹の設計者、ラリーロバーツ

<第9章>

テクノロジー評論家のラングドン・ウィナー「自己推進、自立的、不可避な流れ」

共進化、絶え間なく進化する

「論議の余地のないような世界最先端の輸送システムの主なデザイン上の規格が、2000年以上前に2頭の馬の尻の幅で決められた。」

文化史家のデイヴィット・アプター

<第12章>
テクノロジーはどう進んでいくか当の本人も分からない、不確実性のもの。
一方で分からないから禁止をするとテクノロジーは止まってしまう。
予防原則
事前行動原則
マックスモア
自己増殖型のテクノロジー分野、GRIN(geno,robo,info,nano)
テクノロジーの進化は止められない、性格(方向)を決めるのは我々だ。

<第13章>

複雑性、多様性、専門性、偏在性、自由度、感受性、構造性、進化性

複雑性はとめられない。

地球上には3000万種の生物ががいる

多様性は増えている

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年11月16日
読了日 : 2016年8月20日
本棚登録日 : 2016年1月6日

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