昔、「蝉丸」という人はあまり好きではなかった。「坊主めくり」で大抵引っかかるのがこの蝉丸の札だったから(笑)。このシリーズは、そんな蝉丸さんの悪役イメージを綺麗に払拭してくれます。そして、源博雅という人。この限りなく優しい、得がたい人がいるからこそ、晴明は人でいられるのです。これは全て、夢枕さんの創作の上の設定だと分かっていても、適材適所ってあるよなあと思わせるものです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館で借りた本
- 感想投稿日 : 2017年12月30日
- 読了日 : 2010年4月25日
- 本棚登録日 : 2017年12月30日
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