共産主義の第一人者であるスターリンについて、政治学者の立場から考察されている一冊。
前著『ヒトラーの正体』『ムッソリーニの正体』と同様、一般に広く伝えたいという著者の意志が読みやすさから感じられました。
革命家時代から第二次世界大戦、戦後処理と冷戦、そして死亡までが解説されています。
第二次世界大戦前後において、連合国側のキーパーソンとなるスターリンが詳細に研究されています。
ヒトラー、ムッソリーニは枢軸国側の狂犬でしたが、スターリンは連合国側のそれと言えるほどの危険人物でした。
彼が指導者としてどう采配を振ったのかがよく理解できる良書です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史(歴史、伝記、地理)
- 感想投稿日 : 2023年3月8日
- 読了日 : 2023年3月8日
- 本棚登録日 : 2023年3月8日
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