スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

  • 好学社 (1969年4月1日発売)
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感想 : 436
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赤い小魚達の中で唯一真っ黒な色をしたスイミーの絵本です。
カラス貝よりも真っ黒なスイミーは赤い兄弟達とは違い目立たず、そして泳ぐのが速い魚です。
ある日のこと、お腹を空かせた大きなマグロがやってきて赤い兄弟が食べられてしまいます。
スイミーの孤独な旅が始まります。
個性は問題ではなく寧ろ素敵で役立つこと、皆で協力すれば困難にも打ち勝てることを描いた一冊です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 芸術(美術、音楽、演劇、スポーツ、諸芸、娯楽)
感想投稿日 : 2021年3月2日
読了日 : 2021年3月2日
本棚登録日 : 2021年3月2日

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コメント 3件

goya626さんのコメント
2021/03/03

1年生の教科書では、丁度今がこの「スイミー」の学習時なんですよ。1年生たちが音読するのを聞いていると、変な疑問がいろいろ湧いてきてしょうがないんですよねえ。一つは、最後にみんなで大きな魚になって、マグロを追い払うんだけど、逆にそんなにたくさん群れになって泳いでいると、大きな魚は喜んで突っ込んでくるだろうと思うんですよ。食い放題ですから。

探耽(たんたん)さんのコメント
2021/03/03

goya626さん

イワシなどの小魚は群れて大きな魚に見せることで、大型魚を欺くことができます。
なので一定の効果はありますが、鯨やイルカのような哺乳類には通用せず一気に食べられているようです。
不幸なことに他の防御策が無いのでやるだけのことはやっている、ということだと思います。

goya626さんのコメント
2021/03/04

なるほど、相手によって違うのですね。スイミーのやり方が間違っているわけでもないんですね。

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