今では当たり前の楽しむための児童書の父、ジョン・ニューベリーの伝記絵本です。
児童書といえば教養や規則のような難い本ばかりだった時代、ニューベリー自身も子供でした。
本に関するもの全てが好きだった彼は、印刷屋での修業を経て発行・出版と小売業を起業します。
そして、予てより思案していた楽しい児童書の創作を始めたのです。
しかし、子供が夢中になる本を当時の大人はおいそれと受け入れませんでした。
様々な苦労があったはずですが、諦めずに自分が正しいと思う道をひたすらに突き進む姿勢に感動しました。
その結果、亡くなってから155年後に世界初の児童書の賞“ニューベリー賞”が創設されます。
彩り豊かな温かい絵がいっぱいの、楽しい本についての楽しい一冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史(歴史、伝記、地理)
- 感想投稿日 : 2020年10月5日
- 読了日 : 2020年10月5日
- 本棚登録日 : 2020年10月5日
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