KYOKO (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1998年12月15日発売)
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本棚登録 : 512
感想 : 55
4

ある友人の影響で手にとって見た一冊。
村上龍作品の中では、あまりスポットライトの当たってない、知られていない作品。
でも僕はある友人のおかげで、隠れた名作に出会うことが出来た。

主人公はタイトルの通りKYOKOという一人の女性。
KYOKOは単身ニューヨークに渡って、昔ダンスを教えてくれたキューバ系ホセを探すという話。

とにかくこの小説で描かれるKYOKOは最高に美しく、カッコいい。
KYOKOはどこまでも真っ直ぐで、純真で、迷いが無い。
そんなKYOKOに出会う人で会う人惹かれて行く。
男であろうと女であろうと、KYOKOみたいな人間に憧れる。

村上龍はこんな綺麗な作品も書けるんだよ。

村上龍を読んだことがない人はKYOKOから入門するのもありかもね。いや、ありだよ。

KYOKOは素敵だよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 村上龍
感想投稿日 : 2008年3月2日
読了日 : 2008年3月2日
本棚登録日 : 2008年3月2日

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