ある友人の影響で手にとって見た一冊。
村上龍作品の中では、あまりスポットライトの当たってない、知られていない作品。
でも僕はある友人のおかげで、隠れた名作に出会うことが出来た。
主人公はタイトルの通りKYOKOという一人の女性。
KYOKOは単身ニューヨークに渡って、昔ダンスを教えてくれたキューバ系ホセを探すという話。
とにかくこの小説で描かれるKYOKOは最高に美しく、カッコいい。
KYOKOはどこまでも真っ直ぐで、純真で、迷いが無い。
そんなKYOKOに出会う人で会う人惹かれて行く。
男であろうと女であろうと、KYOKOみたいな人間に憧れる。
村上龍はこんな綺麗な作品も書けるんだよ。
村上龍を読んだことがない人はKYOKOから入門するのもありかもね。いや、ありだよ。
KYOKOは素敵だよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
村上龍
- 感想投稿日 : 2008年3月2日
- 読了日 : 2008年3月2日
- 本棚登録日 : 2008年3月2日
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