忌野清志郎 瀕死の双六問屋 完全版

著者 :
  • 新人物往来社 (2012年2月22日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 12
5

歌詞からしておそらくとは思っていた。でたらめに自動書記のごとき筆致に隠された構成力と、それを自ら壊していく表現がたまらなくスリリング。かなり文字数はあろうとみるが、リズムがあるのでページが軽い。
亡くなる直前の手記へ向かう本自体のすさまじさにただ圧倒される。

小説家はだしというよりも、唯一無二の言語表現である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2013年4月26日
読了日 : 2013年4月25日
本棚登録日 : 2013年4月25日

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