平成猿蟹合戦図 (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年3月7日発売)
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本棚登録 : 834
感想 : 85
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復讐劇という題材でも、純平や朋生のような明るい登場人物のお陰で、物語を覆うのは暗さではなく明るさである。そして吉田修一の、人を優しく描くうまさとが混ざり合い、一般的な復讐劇を読んだ後のスカッとさよりも、むしろ、なんとも言えない優しさが私の心の中に広がった。ちなみに、久しぶりに小説を読んで泣いたのはここだけの秘密(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内小説
感想投稿日 : 2018年10月7日
読了日 : 2014年6月27日
本棚登録日 : 2018年10月7日

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