復讐劇という題材でも、純平や朋生のような明るい登場人物のお陰で、物語を覆うのは暗さではなく明るさである。そして吉田修一の、人を優しく描くうまさとが混ざり合い、一般的な復讐劇を読んだ後のスカッとさよりも、むしろ、なんとも言えない優しさが私の心の中に広がった。ちなみに、久しぶりに小説を読んで泣いたのはここだけの秘密(笑)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内小説
- 感想投稿日 : 2018年10月7日
- 読了日 : 2014年6月27日
- 本棚登録日 : 2018年10月7日
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