性の歴史 2 快楽の活用

  • 新潮社 (1986年11月3日発売)
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本棚登録 : 322
感想 : 8
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性に関する、「古代ギリシャではこう考えられていた」という情報の集積。もし私が西洋人だったら、自分の性的欲求や社会的抑圧のルーツを発見できたりして面白く読めたのかも知れないが、いかんせん扱っている情報と自分との距離がありすぎて、あまり興味が持てなかった。基本的に男性同士の恋愛が前提となっていて、女性は主体ある存在として語られないし。もともと二巻は「キリスト教的な肉体」という表題が考えられていたというが、むしろそっちが読みたかったなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 哲学・思想
感想投稿日 : 2011年12月27日
読了日 : 2011年12月27日
本棚登録日 : 2011年12月27日

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