クレヨンハウスの良質な絵本にハマっている今日この頃。こちらはドイツの家がナチス、戦争とその後によって住み手を変えていく様を、不動の家の視点から描いた本。
本の中には、住民の素性(ユダヤ人であるとか東ドイツの公務員であるとか)は詳しく書かれていないので、ただただ外部の力で人が追い払われたり入ってきたり、という様子が描かれるのだが、それが逆に人生が歴史や周囲の状況に蹂躙される様を淡々と描いている。
漢字が多い(振り仮名なし)のと背景情報が複雑なので子供が一人で読むには難しいかもと思うが、解説しながら読んであげたい本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2021年6月17日
- 読了日 : 2021年6月17日
- 本棚登録日 : 2021年6月17日
みんなの感想をみる