先日、近藤誠の著作を反面教師的に読んでみた。この男の商売の片棒を担いでしまったと思うと今でも気が引けるけど…
今回の本は近藤誠のトンデモ説を真正面から批判している。しごく真っ当な内容なんだけど、近藤誠の言葉を信じ切っちゃってる人にとっては耳障りになるんだろうか。
近藤誠の論調は(論という言葉も使えないくらい論理的に破たんしているけど)、いたずらに医療不信を招くことを意図して、自分に都合のいいことを並べているだけで、一般の人には本当に鵜呑みにしてほしくないと思っている。いくら表現の自由とか言論の自由とかっていっても、がんという人の生死にかかわる内容なんだから、なんとか手を打ってもらいたい。
本書は問題を一つずつ丁寧に扱ってくれているから、近藤誠の話のおかしさが理解できるはず。若干専門用語が多い気もするけど、そこは丁寧に読んでもらいたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2015年
- 感想投稿日 : 2015年10月12日
- 読了日 : 2015年10月12日
- 本棚登録日 : 2015年10月6日
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