銀行大統合 小説みずほFG (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年12月14日発売)
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本棚登録 : 316
感想 : 27
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二十年も前のことになるのか。みずほフィナンシャルグループが立ち上がった舞台裏を描いた実名ノンフィクション小説。
著者の思い入れを少し感じるが、日本興業銀行の頭取の即断即決がこの大統合の引き金を引いた。わずか数か月で実を結んだのは、優柔不断な自分から見れば驚きである。
また世の中が大混乱に陥った、2002年4月のあの有名なシステム大障害の舞台裏も描かれる。当事者の立場を考えると血の気が引く。今読んでも十二分に勉強になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年1月30日
読了日 : 2021年1月30日
本棚登録日 : 2021年1月30日

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