ジャック・ウェルチのGE革命: 世界最強企業への選択

  • 東洋経済新報社 (1994年7月1日発売)
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感想 : 9
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良い意味でも、悪い意味でも本書は企業のインサイドストーリーである、の一文。著者は学者でもあり、またクロトンビルのマネージャーとしてGEの変革を促す業務に従事したGE社員でもある。読了して冒頭の一文は当たっていると思う。
ジャック・ウェルチが会長に就任していかに変革をリードしたかをつぶさに書く。かつてはGEが官僚主義で米国ドメスティックな会社であった。過去の栄光に胡坐をかいてるうちに、シーメンス、フィリップス、松下などが急伸し脅威となった。
世界が速く動きすぎる中で企業がすることは何が起こるかを正確に予測することではない。1.企業のビジョンをはっきりとした言葉で定義すること 2.生産性を最大限に引き上げること 3.どんな変化に対しても対応しうるよう組織的にも文化的にも柔軟になること が必要である。GEの凄さを垣間見る当たり本。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2016年11月19日
読了日 : 2016年11月19日
本棚登録日 : 2016年11月19日

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